新聞見てましたら猪名川町の多田銀山の発掘調査の説明会があるそうで。
猪渕谷坑道群間歩ヶ谷支群発掘調査現地説明会以前紹介しました
多田銀銅山 悠久の館とは違う場所ですが新名神高速道路の
建設現場内ですんで普段は入れない場所、という事で行ってみる事にします。
興味がある方、是非ご覧になって下さいね。
2014.3.2 追記
行ってきましたので画像貼りますね。ちょうど13:30頃着いたんですが
先に来た人が多かったらしく既に説明会自体は始まってました。担当の方が
複数で説明下さったんで概略は判りました。

現地は人が一杯なのでちょっと待ってとパネルで説明を聞きます。

パネルの横には新名神のトンネル工事の看板が。この工事でこの一帯が
掘削されてしまうんでこの調査が行われたそうです。

ちょっと空いたかな、と上っていきます。

でもやっぱり混んでたのでちょっと脇道に。

上の写真の板橋の上から。

先に1号坑道。竪穴ですね。

覗き込みます。深い所まで続いてるのかもしれないんですが危険性もあるので
それほど深くは掘ってないそうです。

山側すぐ横にも掘り掛けらしき坑道が。

反対にまわって鉱滓の集中箇所。右が上流。

その反対側に水槽。ここと同時代の現場では堀出すだけで精錬は大坂や
ここなら代官所のある辺りでするのが普通と思われていたのですが、
今回の現場では坑道から比重選鉱、精錬までセットで行われていた事が
確認されたんだそうです。

水槽3から山側、精錬炉と建物の跡。山側から。溝を切って地下からの浸水を
防ぎ、高温で精錬したそうです。

全景を反対側から。手前側の看板が付いてる部分がズリの堆積だそうです。

丸や四角のが選鉱施設です。

角度を変えて。奥の穴が2号坑道。

上の画像の板橋の左には水槽が二つ。

選鉱施設のアップ。2号坑道は20m程まで掘り進んだそうですが危険性が
高まったのでそこで調査は終了したそうです。2号坑道手前には竪穴もあります。

2号坑道のすぐ上には焼竈。掘り出した鉱石を焼き、
硫黄分を飛ばしたんだそうです。

角度を変えて。

山側から見下ろします。

焼竈と水槽の間には精錬炉がもう一つ。

選鉱施設の下側、もう一つの先に載せた精錬炉の反対側には建物の跡が。
その向こうには最初の1号坑道があります。

一渡り見た後で展示物を拝見。

鑿が残ってたんですね。

茶碗とか結構カラフルです。

煙管と現地の3D模型。1色なんで最初は何か判りませんでした。

発表が近かった割りにたくさん人が来られてました。
残念ながら保存はされないんで今後は見る事が出来ませんがこういうイベント
結構あるようですので興味のある方はがんばって探してみて下さい。

最後に関係者の皆様大変お世話になりました。