2015.3.5 見学
信楽の鶏鳴の滝、と言うのは言葉では良く聞いたんですがなんとそこに
発電所があったんだとか。いつか行こうと思いながら先延ばししてたんですが
行ってみました。でもしっかり道間違えて多羅尾の方から下って来ました。

滝が8つもあるんだそうで。

駐車場周りを見回してから滝への道を進んでみます。ポストは登山届け用かと
思えば滝の名前募集みたいなテプラが貼ってあったようで。

こんな道。タヌキさんに滝の名前を書いてくれています。

先達の皆様の記事の通り余水路が道を横切ります。

渡るは石柱の橋。

川向き。

お次のタヌキさんは鶏鳴の滝。

思ってたより良く撮れました。1/20s、手ブレ補正様々ですね。

鶏鳴の滝が分かれ道。先程の余水路の上に向うんじゃないか、と思われる
九十九折れの跡のようなものを登る事にします。

上を見るとこんなの。水路かと思いましたが土止めでした。

余水路のてっぺんが見えてきました。

登って来ました水路まで。左向き、上部水槽方向。

右向き、取水堰堤向き。

まずは上部水槽。左に余水路があります。


水圧鉄管の方。

制水門の戸溝があります。

水槽振返り。ぐっと広がるそのカーブが素敵です。

制水門を見ると、転んでるのって縦2本の上に載ってたのかな、と予想。
でもこの石担いで上がったと思うと。。。強力伝の世界ですね。

余水吐きを見下ろし。2段になってますね。

余水路を見下ろし。ここ滑り落ちたら生きては帰れないだろうなあ。

さて水路を遡ってみます。




部分的に崩れたのを補修してあります。

トンネルがありましたよ。しかも先が見えてます。でも潜りません。


巡視路なのか林業用かは判りませんが横にあった道を進むと反対出口へ。

トンネルの先は谷になっててそこは水路が崩れてますがその先に
蓋付きの水路が。


蓋渠の先から振返り。

先は水路が崩れてます。そして下から道が合流してきます。


合流点の先向き。登ってるんで水路の跡が見え難くなりました。

水路と道の合流点を振返り。

道を進むとすぐに堰堤が見えてきます。

水路の跡。元々埋まってたのかどうかは良く判りません。

ぱっと見で砂防堰堤っぽいなと思ったんですが。

この辺に取水口やら沈砂やらあったみたいなんですが微妙に現役時代を
想像し難い。

少し戻って堰堤方向に上ってみました。結構な水量ですが普段からこうなのか
昨日雨が降ったからなのかは判りません。

こんなの。すいません読み方が判りません。青柳栄司と言う方の字のようです。
ググると電気関係で有名な方らしい。

下流面に結構傾いてますね。



上部水槽に戻って参りました。

鉄管は全く残ってませんね。上手く抜けたのか錆びて落ちたのか。

一つ下のサドル。

振返り。

サドル10個以上ありましたが省略。一つだけ中を通ってるタイプがありました。

当時のコンクリートの質が良く判ります。

転げ落ちて振返るとあらまあ。

建屋がどこにあったのかとうろうろしましたが公園になってる先でサドルらしい
のが転がってるのを発見。

この広場に発電所があったのかな、と推測。

あちこちに関西電力の杭があって現役で動いてたのかな、と推測。
いろんな遺構があって結構楽しめました。
2015.4.30 追記
天功亮(てんこうをたすく)
水力エネルギーの開発は天の意志に叶うもの、と言う意味だそうです。