ひろしのダム発電所見学記

2016.4.13 見学

その見たかった発電所、こちらの山守発電所です。



元々電力会社が山の中で配電を断ったのがきっかけで自力で電気を
作ってしまおうと建設された発電所なんだそうで。



この看板には詳しくは書いてありませんが実は二つの発電機が
あるんです。



こっちの方が新しいのかな、多分別府電化農協さんと同じタイプの
水車っぽい。水路からヘッドタンクまで同じ感じですし。



もう一つ、多分古い方の水圧鉄管。



　　　　　　　　

古い方の建屋の前に丸い放水路みたいなのが見えてます。地面の下で
合流する構造でしょうか。

　　　　　　　　

古い方の水圧鉄管が高い所まで続いています。



建物の裏の方、小泉川の方の山の中に余水路らしきもの。放流中でした。



遡りまして取水堰堤。多分改修も入ってるんでしょうね、割と今風です。



農協立ならではというか制水門はあるようですが簡単なものみたいです。



道路を潜って山沿いに発電所まで水路が続いています。

　　　　　　　　

建屋まで戻ってきましてもう一方の小鴨川の方。建屋からすぐ先の
山の中になぜか水利看板。まあここを登っていったら何かあるんでしょうね。
雨が降りそうだったので私は登っていません。



で、取水堰堤はなぜか有形文化財。小鴨川第二号堰堤と言うものらしい。



まあ普通に砂防堰堤ですね。



対岸に取水口がありまして。



こちらは排砂ゲートを開けて全量放流中。



雨が降り始めてきて帰ろうかと地図を見てるとミニパトのおまわりさんが
迷ってる?と心配して声をかけてくれたんですがその方にお聞きしたところ
故障して部品が出ないか高いかで発電所は停止中らしい。こういう形で
廃止になる物件が少なくないらしいので心配ですが出来たら再稼動して
欲しいものです。

2016.4.13 見学

もう半年以上前になるんですね。某発電所を見に行った通り道に
発見した物件です。



一度向ったんですがあんまり見えないもので発電所見た帰り道に再度
チャレンジ。ちゃんと看板がありましたが思ってたより先にありました。



　　　　　　　　

案内板がありまして元はヒューム管を使った農業用サイホン水路だったらしい。

　　　　　　　　

対岸から水路橋部分を見下ろし。ヒューム管っぽいですね。

　　　　　　　　

登り部分はコンクリートで固められてるんですがそのコンクリートがまた
えらい事になってます。

　　　　　　　　



水路橋部分。元は木造の橋だったらしいです。今の姿もなかなか
いかついと感じるのは私が素人だからでしょうか。



帰ってからググってみても情報が無かったのでせっかくなので記事に
しておきます。呑み口、吐き口を見ていないのが残念ではありますが。
皆様の近くにもひっそりこんな遺産が隠れていませんでしょうか。
末永く働いてくれることを祈りつつ。