2019.1.8 見学
兵庫県神河町にあったというこの物件、過去2回程探しに行ったは
かすりもしなかったのですが小田原川にあると思い込んでいたのが
間違いで小田原川に合流する支流にあると登山関係の記事を発見、
見に行ってきました。
舗装も切れた道を進むとこんな感じで。これでも県道8号線らしい。

ネットで見たのと看板は変わってますが看板自体は健在です。

で、これが発電所建屋があったであろう場所。まあ昭和4年廃止なので
すっかり林になってますが石積みの存在でまあこの辺か、と。

サムネイルでは見えないだろうなあ、僅かながらも痕跡は残ってます。

水際から石積みを。放流口は見付けられませんでしたが下段も石積みに
なってたのでそちらに何かあるかも。

上流側も特に何も無く。

これが水車からの放流口かな、穴はありましたが行先は不明。

こっちがたぶん最大の痕跡でしょうか。

ちょいと場所がずれている様子はありますがサドル。

しばらくこんな感じで微妙な痕跡を辿ります。

左のがサドル。右上に向いてへこんでる部分が登っていきます。

この辺から様子が変わってきます。サドルが斜めに2個あるような。

こんな高いのもありました。

ここは切り通しか。

けっこう進んでるんですがまだまだ続いてます。傾斜も強くて止めときゃ
よかったと思いつつも戻るのも大変なので進むといういつものパターン。

ここから向きが左に変わりました。

上の画像の辺りで右を見るとこんなのが埋まってました。陶管で継ぎ目が
見えてたので余水管だと思われます。ずらずらっと並んでたら判り易いん
ですがこの辺だけ。

微妙な餌に釣られながら。

とりあえず第二目標。

建屋方向に向かって左側から見ています。切り欠いてる部分が余水
越流部か、手前に先程の陶管につながりそうな入口がありました。

鉄管がつながっていたであろうところ。

建屋方向に向かって右側から。切り欠きの様子が見えますでしょうか。

鉄管呑み口部分が二重になってる理由は良く判りません。ゲートが
あったんだと思うのですがコンクリートには痕跡も無く。

右側の奥側に崩れた部分があったのでそこに水路がつながってたんでは
ないかと。

鉄管が下ってたであろう方向。見ても良く判りませんがサドルを辿って
ここまできました。

で、水路を辿ろうとしたんですが薮状態でしたので諦めました。

反対向きがいかにも巡視路っぽかったので進みましたが結果的には
迷って迷って沢を転がり落ちました(笑)。

途中こんな陶管が出てきてこれも水路かと思いましたが詳細は不明。

ちなみにこんな杭が数個ありました。何のマークかご存知の方いらっしゃい
ましたらご教示願います。

今回ここまで。で、帰り道見失いながら転がり落ちてきたのが建屋前の看板
の前。笑いました。貯水池も見に行こうと思っていたのですが3.5kmって書いて
あったんで見送りました。
で、役場の横の文化会館にある図書館で町史を調べてみましたらこの第一
発電所と同じ貯水池を水源として宮野地区小田原川沿いに宮野第二発電所
があったとの記述を発見。サドルが二つ並んでたのはそんでかと納得。
またそのうちに貯水池も見に行こうと思ってるのでその際にでもうろうろ
してみます。
2019.1.21 追記)
再度山登りに向かいましたが道が判らず敗退。沢登りの記事はたくさん
あるんですが登山の記事でもそんなに難しそうには書いてないんですが
道らしきものを辿っていると先が無くなってしまい。。。諦めました。
建屋跡、放流口らしきものがありましたので掲載。



一応第二も探してみましたがううん全く判りませんでした。集落内だと
思うので痕跡は無くなってるんじゃないかと勝手に満足。
しかし悔しいなあ、立派な貯水池があるのが判ってて行けないなんて(笑)。