関西電力 蹴上発電所

2016.9.30 見学

土木学会の見学会で関西電力の蹴上発電所を見学してきました。
構内撮影はOKでしたが公表不可とのことで外からどなたでも見られる
範囲で掲載。

最初は疎水記念館裏に展示されています第一期発電所の発電機と水車。

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20台の水車で19台の発電機を動かしてたそうで。一台余りそうな気も
しますが。電力黎明期なんで1台あたりの出力は大した事無かったよう
ですが直流、交流、周波数など発電機ごとに変えて需要家に最適な
設定としていたようです。

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振り向けば水路。噴水も名物らしい。

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対岸側に蹴上発電所の放流口。

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インクラインを挟んで手前側は多分上部水槽からの余水路。
ググる航空写真でこの辺を見ると写ってますが発電所が止まってる時は
この余水路経由で必要な水が放流されます。

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途中までは見えてるんですが上の方は地下に潜ってるようで経路が良く
判りません。

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道を渡りまして蹴上発電所正門。

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由緒ある疎水関連施設、フェンスにこんな看板が設置されています。
下調べしてなかったのでこういう看板や後の見学会の説明で理解する事が
出来ました。
蹴上発電所の建屋は3世代ある事、現存してるのは第二世代と現行。

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現行施設の建屋全景は上手く撮れなかったので省略。部分的に放水庭を。

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建屋から上流側には水圧鉄管。

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鉄管横にあるレンガ造りは第二期の建屋。でもこの写真で言いたいのは
下のコンクリート部分の丸穴。第二期発電所には水車、発電機が5基あって
それ用の鉄管が窓として残ってます。

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上流側端っこの道から第二期建屋を。

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部分的に改修されてはいますが外観は当時の姿を色濃く残しています。

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後の見学会で見せて頂いたんですが中は全くかつての面影無く改修されて
おりまして3フロアくらいの普通のビルみたいになってます。

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左の建屋は何だったかな、中を見ていないので判りません。

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水圧鉄管が道を潜る部分。どうなってるんだろう、多分埋設?

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ここからは見学会の際の画像。インクライン横の道から上部水槽側の鉄管。

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上部水槽付近。フェンスの向こうには制水門。普段ならちょうどこの
反対側から水路閣まで疎水分線に沿って歩けるらしいんですが
崖崩れの補修作業中とのことで来年夏中くらい通行止めなんだそうです。

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水圧鉄管を跨ぐ橋に沿って結構太い鉄管。良く判らないんですが多分
余水路につながってるんじゃないかと。

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格子の間がもうちょっと広かったらなあ、高倍率コンデジの方がこの趣味には
合ってるのかなと思う瞬間です。

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インクライン横の入口はここにつながってるようです。

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戻りまして上部水槽周辺。

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上部水槽上流端。トンネルの向こうは、

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蹴上船溜り。

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インクライン上を下りながら上部水槽向き。

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上水道の需要が多くて2台ある発電機のうち1台は休止中、稼動してる分も
水の使用可能量が厳しく3000kw程度の出力で稼動中らしい。勿体無いなあ
とは思いますが時代の変化、仕方ないんでしょうね。

疎水関連の施設、まだまだ奥は深いようですが都会は疲れますんで
また機会がありましたら歩いてみたいと思います。

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ダム見学がきっかけで始めたブログですが車の話、パソコンの話など書いております。

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