和佐父川の発電所遺構

2022.5.19 見学

和佐父川の発電所を探しています。

前記事で追記した通り道の駅あゆの里矢田川の駅長さんが早速現地
確認してくださいましてお友達と一緒に再訪しようと思っていたのですが
やっぱり所在が分かれば行きたくなりましてやってきました。

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ちょうど入ってすぐのところに渓谷の案内板とちょっと広めの駐車出来る
スペースがあったのでそこから進軍。川を見下ろした様子。

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同レベルで進むには傾斜がきつかったので河原付近まで下りて
下流側に進むと情報頂いたパイプ。樹脂管ですので直接発電所の
遺物ではないです。

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結構な傾斜の中何とか上りながらちらちら見える樹脂管。

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上にはこんなの。同じレベル付近まで棚田というか畑があったので
そこの灌漑用に導水されてたようですね。その調整池みたいなものかな。

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もっともらしい階段もあります。でも登れないです。

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駅長さんの言われてたパイプのいっぱいあるところ。

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いわゆる上部水槽になると思われます。

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ただ、鉄管が下ってた部分とかサドルの類は全く見付からず。

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水路跡を流用して樹脂管で農業用水を流してたんでしょうね。

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こんな感じで導水路の片方が見えてます。

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石垣が見えてるところも。

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岩がオーバーハングしてる部分。

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ここでやっと幅が確認出来ました。26.5㎝*2で55㎝くらいかと。思ってたより広いかな。

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谷を渡る樹脂管。H鋼で支えてあります。こちらは転用物でしょうか。
水路橋があったのかな、ちょっと痕跡は確認出来ませんでした。

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次の谷では樹脂管裸でしたので(振り返りです)どうなんだろう、
水路のコンクリートは落ちかけてるんで元は谷が無かったのか。

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twitterで頂いたように落石防護柵のあたりで痕跡は消えて
えらい目しながら降りたらそのまま最後まで進んだら階段が
あったという(笑)。

道を渡って取水探し。地理院地図で見ると矢田川発電所の
導水トンネルの直上あたり。工事用の立坑でしょうか。

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うを~、と思いましたがさすがに当時物では無さそう。

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もうちょっと上まで行けたら堰が確認出来たかもしれませんが
私の力量(体力?)では無理。

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まあどっちにしても途切れてるんで現役では無い模様。
単管パイプで支えられてた部分もあったんで農業用水転用時の
ものでしょうか。

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下ってきてこの辺に建屋があったのかなあ、という辺り。
矢田川発電所が出来るまでには廃止されてたでしょうから
痕跡は残ってた方でしょうか。平地が広めなので一緒に汽力の
発電所も建ってたのかもしれませんね。

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なかなか楽しい探検、ただ、結構きつかったです。私自身擦り傷も
負いましたので私も探索、という方がいらっしゃいましたらくれぐれも
無理をなさらないで下さいませ。

最後になりましたが道の駅あゆの里矢田川の駅長さま、
大変ありがとうございました。民家から近いところでよそ者がうろつくのは
やはり気が引けますので情報を頂けて大変助かりました。
また機会がありましたらお邪魔して直接お礼を申し上げたいと思います。

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ありがとうございました

貴重な情報をありがとうございます。
柵のところは、井戸だと思います。山の中にある水を抜くことによって、山が崩れるのを防止するという仕組みのようです。これは、昭和後半からの政策だと思うので、当時のものではないと思います。
2つの谷があり、どちらから取水していたかは迷うところです。おそらく、奥の方が水は多くありそうですね。大きな木が見えていて、古い時代から水を豊富に持っていたのではないでしょうか。

先般は訪ねて下さったのに、申し訳ありません。一緒について行きたい事案でしたが、当日は不在でした。

アセダイスケ様コメントありがとうございます。

アセダイスケ様コメントありがとうございます。こちらこそご連絡もせずにお邪魔してすいませんでした。

谷が二つ、これはまた。両方から取ってる事例が結構あるんで探せば何か見付かるかな、私沢登りは得意でないので今回はそこまで確認出来てません。

熱田の物件が冬季通行止めで行けてないので今度は8月ごろ情報を頂きに伺いたいと思っています。またその際にはよろしくお願いします。

よろしくお願い致します

ご返事ありがとうございます。
熱田は、うろ覚えですが、遺構のみ確認できるはずです。道の向こうに見えている状態で、現地に行けるかは分かりません。

こちらこそお世話になります

こちらこそお世話になります。またよろしくお願いします。
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ダム見学がきっかけで始めたブログですが車の話、パソコンの話など書いております。

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