ひろしのダム発電所見学記

2015.2.21 見学

兵庫県養父市大屋町明延に明延鉱山という鉱山があったのをご存知でしょうか。
今回訪ねましたのがその明延鉱山へ電力を供給していたらしい中間地区に
あります発電所遺構です。水力ドットコムさんに掲載されていて知ったんですが
そちらでも正式名称は判らなかったそうでとりあえず仮称で。

建屋があったとされる敷地を対岸から。



大小2つの放流口があったらしい部分が見えますでしょうか。



敷地入口のスロープ。



奥まで進んでそちらから。左の柵は確かめませんでしたねえ。



河原に下りて放流口を埋めたらしい部分。



上流側には階段がありました。

　　　　　　　　

階段を登った所から。この状態でしたので足跡を辿って歩きましたがどこに穴が
開いててもおかしくないんでその辺はご注意を。



水圧管路の遺構が残ってます。サドルと余水路。



この雪ですし傾斜もきつかったのでチャレンジはしていません。

　　　　　　　　

入口スロープのあたりから。



発電所対岸あたりは民家がありますのでその辺は十分ご配慮下さい。



川を上流に向って。送電鉄塔はこの上流にある関西電力横行発電所へのもの
です。



上流に進むとこんな風に水路が見えています。













電柱の影に見えてるのは、



横行発電所の上部水槽施設だったりします。



横行発電所の入口。もちろん入りませんでした。門に着くまでに遭難して
しまいそうです。



道を少し下って川を覗いてみるとこちらが取水だったようです。



沈砂への制水門でしょうか、アップにすれば判るんですがなんせ真っ白で。



沈砂池だったらしい場所。余水路とか見えてたんですがまあ判り難いですよね。



先程の橋の上流から。山の中腹に水路が見えています。雪が無くなったら
この水路は辿ってみたいですね。



横行発電所とほぼシリーズの関係にありながら廃止になったのは原子力を
ベース電源とする政策が決まってたからなんでしょうね。ご近所の方から
お話を聞けたんですが再開したら良いのにね、という意見も結構あるようです。
いずれは廃止しなければならない原子力、廃止された水力発電所の本格的な
再開発がなされれば良いのに、と思うのは私だけなのかな。