ひろしのダム発電所見学記

2014.10.15&2015.2.27 見学

春はまだもう少し先のようです

苫田ダム建設に伴い2つの発電所を廃止、奥津第二発電所が建設されたの
ですが実はその取水から発電所の間には過去3つの発電所がありまして
その中で今回は久田発電所を。なお情報源は全て水力けものみちさんです。

苫田ダム湖に発電所遺構があるらしいのは以前から知ってたんですが何度
湖岸道路を走っても見付からず3年越しに発見したのがこちら。



10月なんで凄い事になってます。一応チャレンジしましたが無駄な抵抗は
止めました。

　　　　　　　　

奥津第二発電所の記事に載せました導水路跡らしいもの、過去の航空写真で
開渠だったらしい事が確認出来ました。



遡りまして取水の辺りを探索。この遊歩道が実は導水路の跡らしい。下流向き。





その少し上流側の半円形は沈砂池があったらしい。



先にお散歩。導水路跡を少し下ってみました。



林道が横切りましてその先右に水路が残ってました。でもまあこの草叢なので。



結局少し先で終わり。この時には知らなかったのですが丁度この辺りに
バットレス構造の調整池があったようです。航空写真で見るとかなり大きなもの
だったようですが今はぱっと見何もありません。



で、こちらが取水堰堤のあったらしい場所。左岸側はそれらしい感じですが
堰堤自体の残骸は無さそう。





季節は変わりましてこの2月末。思ってたよりいい感じに枯れてますねえ。



途中にもサドルが残ってますよ。





上部水槽に到着。鉄管出口を埋めた跡が良く判りますね。



巡視路として残してあるんでしょうか、一応階段はあります。



多分上部水槽の一番奥。



水槽の上だったであろう場所から。余水の越流堤が残ってます。



右奥が水圧鉄管の入口。水槽の壁を崩して鉄管呑み口を埋めた感じですね。



呑み口部分。ゲート類が残ってないのが少し残念。



丁度ふちを崩してあるようです。



真後ろを見るとトンネルがあったような雰囲気。



結構な傾斜ですね。本当に尾根のてっぺんに作った感じ。



鉄管の呑み口があったであろう場所から見下ろし。木に隠れてますが
苫田ダムが見えています。

　　　　　　　　

導水トンネルは完全閉鎖。でも下の方から水が出てました。



水圧鉄管出口。



ゴミが多いなあ、こんな所登ってくるの一部のマニアだけかと思ってたんですが。



壁をかち割った感と基礎の雰囲気。

　　　　　　　　

　　　　　　　　

こんな感じになってます。チラリズム♪



苫田ダムから現地を見るとなんと。



上部水槽部分は判り難いですが木の影にあります。まあかなり季節限定ですが
身近な遺構ですね。多分もう草叢で上がれなくなってると思いますが。

　　　　　　　　

遺構探索、季節でかなり変わる実例です。なので暫くは遺構はお休みです。
もし行ってみようと思われる方がいらっしゃいましたらくれぐれも無理を
なさらないようお願いします。冗談じゃなく命に関わる事もありますので。